このページでは、エスティマの特徴とメリット・デメリットについてご紹介していきます。
カタログやホームページだけでは分かりにくい、メリット・デメリットをまとめました。エスティマ購入前にぜひチェックしてください。
この記事のもくじ
トヨタエスティマの特徴

エスティマは丸みを帯びたスタイリッシュなデザインに、3ナンバーのボディサイズをしたLクラスのミニバンです。2006年1月から発売を開始しました。
2016年6月にマイナーチェンジが行われ、現在は3代目のモデルになります。アルファードやヴォクシーの中間に位置する、定番の上級ミニバンです。
エスティマの特徴は以下の3点です。
- たまご型の流線美のあるデザイン
- 快適なスーパーリラックスモード
- 3列目シートは床下格納で使いやすい荷室になる
3度目のマイナーチェンジにより、内外装の質感の向上や安全装備Toyota Safety Sense Cを全車に標準装備しました。内外装の質感は発売から10年以上たった今でも、古さを感じさせません。
パワートレインは2,4ℓガソリン車と、2,4ℓ+モーターのハイブリッド車の2種類を用意。ハイブリッド車は4WDのみの設定です。
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2列目シートに採用したスーパーリラックスモードは、座席を長ロングスライドさせることができ、リムジンのようなゆとりのある車内空間になります。
また3列シートは使用しないときは、シートをたたんで荷室を広く使うことができます。乗車人数に応じて荷室を広く使うことができ、実用性も高いです。
エスティマのメリット
AERASグレードは8人乗りを選択できる

エスティマは基本は7人乗りの設定ですが、AERAS(アエラス)のグレードでは8人乗りも設定されてます。
7人乗りと8人乗りの違いは2列目シートです。
7人乗りでは2席が独立したキャプテンシートを採用してます。
キャプテンシートは座席が上質に作りこまれており、シートの間を通って2列目と3列目を自由に移動できます。
8人乗りでは6対4分割のチップアップシートを採用。キャプテンシートと違い、3列目までシートの間を通って移動することはできません。
とはいえ、乗車人数を優先するなら8人乗りがいいですね。
簡単に開けれる両側パワースライドドア
両側パワースライドドアを全グレードに標準装備しました。ドアノブをひくだけで、自動でスライドドアが開きます。
子供を抱っこしたままドアを開けたいときに、便利な装備です。またスライドドアは普通のドアと違って、隣のクルマにぶつける心配もありません。
ワンタッチで閉めれるパワーバックドア
「アエラスプレミアムG」にはボタンを押すだけでバックドアを閉めれる、パワーバックドアが標準装備されてます。
バックドアって意外と重いですよね。パワーバックドアがあればワンタッチで閉めれるので、力を使わずに楽に閉めることができます。
荷物の出し入れをする時は、パワーバックドアがあれば便利です。
3列目シートを収納すると広い荷室になる

3列目のシートは床下格納式を採用してます。床下にシートをたたむと大容量の荷室が確保できます。
跳ね上げ式格納と違い、たたんだシートが斜め後方の視界を遮りません。視界の邪魔にならないっていいですね。
テレビや冷蔵庫などの大きな荷物や、子供が大きくなったときに自転車を載せることができます。
キャンプの道具や大きな家具を運びたいときも、問題なく載せれるでしょう。
快適でゆとりのある長ロングスライド

7人乗りでは2列目のシートに、スーパーリラックスモードを設定しました。
スーパーリラックスモードでは、2列目シートを最大800mm後方にスライドでき、後端までスライドさせるとリムジンのような、ゆとりのある車内空間になります。
2列目シートは、両サイドにアームレストとオットマンが内蔵。同乗者の方に快適に過ごしてもらえます。
なおスーパーリラックスモードは、3列目シートを格納した状態でないと後端までスライドさせれません。
3列目シートを使用しない場合は、スーパーリラックスモードでゆったり過ごす、という使い方もできますね。
スイッチ1つでシートをかんたん収納
スイッチの操作だけで3列目シートを格納できる、電動床下格納機能付サードシートを「アエラスプレミアムG」に標準装備しました。
手動で格納する場合は、少し力をいれないとシートを格納しにくいです。
しかし電動式なら力を使わずにシートの格納と展開ができるので、女性の方に優しい装備です。シートは左右独立で操作でき、気軽にシートアレンジができます。
エスティマのデメリット
安全装備は廉価版Toyota Safety Sense C
エスティマには安全装備にToyota Safety Sense Cが、全車に標準装備されています。
Toyota Safety Sense Cに装備されている緊急自動ブレーキは、主に車両が対象で歩行者の探知はしません。歩行者を探知しない点には、注意が必要です。
上級クラスのミニバンなら、上位版の安全装備Toyota Safety Sense Pが欲しかったです。安全装備については、競合車種のオデッセイの方が優れてます。
基本設計が古い
販売から10年以上経過していますが、フルモデルチェンジをせずにマイナーチェンジを繰り返してきたぶん、基本設計は古いです。
エクステリアとインテリアは新鮮味を保ってますが、乗り心地や走行性能では古さを感じます。
車両感覚がつかみにくい
ボディの先端が分かりづらく、車両感覚がつかみにくいです。
また全幅1,810mmの大きなボディに、最小回転半径5,6mとあまり小回りがききません。狭い道路では運転がしづらいです。
車両感覚がつかめないうちは、運転に気をつかうと思います。
慣れないうちはなるべく狭い道路に入らず、広い道路で車両感覚を身につけるといいでしょう。
3列目シートはあまり快適ではない
3列目シートは着座位置の高さが低いため、シートに座るとヒザが持ち上がります。床下格納の影響でしょうか。
子供が座るにはいいのかもしれませんが、大人が長時間座るにはつらいでしょう。3列目シートの快適さは、競合車種のオデッセイの方が優れています。
ハイブリッド車はウォークスルーができない
ハイブリッド車は運転席と助手席の間に、駆動用バッテリーを組み込んだ、大型センターコンソールがあります。
そのため1列目から2列目の移動ができません。
センターコンソールはヒジ掛けとしてちょうど良いですが、小さな子供のお世話をするときに移動できないのは不便です。
まとめ

エスティマの特徴とメリット・デメリットについてご紹介しました。
エスティマは個性的なデザイン、高い居住性、日常で使いやすい利便性を備えた上級ミニバンです。
丸みを帯びたスタイリッシュなスタイルが気に入れば、購入する価値は十分あると思います。10年以上たった今でも古さを感じさせないデザインです。
「上級ミニバンが欲しいけど、最近主流の箱型のデザインはちょっとな」という方にピッタリなクルマです。
ぜひご自分の使用用途に合わせて、購入の参考にしてください。